性病検査の種類
1、視診
性器ヘルペスと尖圭コンジローマ
男女とも皮膚症状を見ます。
ほかの検査と合わせて診断をします。
2、うがい液の検査
咽頭クラミジア、淋病
検査方法 SDA/PCR法など
オーラルセックスでの感染では場合には咽頭に症状が出ます。
1~2日で結果が出ます。
3、尿検査
クラミジアや淋病
男性の場合、排尿痛、尿道炎を起こす場合が多く尿検査で尿道炎の原因菌を調べます。
検査方法はSDA/PCR法
1~2日で結果が出ます。
4、おりものの検査
クラミジア、淋菌、カンジダ、トリコモナス
女性は膣炎を起こすことが多くおりもの検査をします。
検査方法 SDA/PCR法
1~2日で結果が出ます。
5、血液検査
性病検査で最も多いのは血液検査です。
検査の方法は抗体検査と細菌の有無を調べる検査があります。
エイズ(HIV)
検査の種類 イムノクロマトグラフィー法、リアルタイムPCR法
イムノクロマトグラフィー法で20分、リアルタイムPCR法で1週間で結果が出ます。
梅毒
検査の種類 TP抗体クイック検査、TPHA+RPR定量
TP抗体クイック検査では数時間、TPHA+RPR定量で2日程度で結果が出ます。
ヘルペス
検査方法 抗体検査
結果は1週間程度で出ます。
B型肝炎
検査方法 Hbs抗原クイック検査
20分で結果が出ます
検査をしてもらうための診療科
これらの検査は、皮膚科、泌尿器科、婦人科、性感染症の専門等で受けることができます。
婦人科は当然ですが女性専門です。
それに対して泌尿器科は男性が主になることが多いようです。
皮膚症状が出ている場合には皮膚科でも診てもらえます。
また、咽頭に症状がある場合には耳鼻咽頭科でも診てもらえます。
耳鼻咽頭科ではのどの調子がおかしいと思ってみてもらったら性病だったという場合がほとんどです。
最近は性病が増える傾向にあるので性感染症専門クリニックもあります。
ただ、性病はあまり人に知られたくない病気なので性感染症と看板がかかった病院には行き難いことが多いものです。
また、匿名検査を希望する人が多いので自由診療制の医療機関が多いのが特徴です。
以前は自由診療制は高くつくというイメージがありましたが最近はホームページ上に料金を載せているところが多く安心していくことができます。
自由診療制の場合には検査結果を聞きに行く必要もなく、WEBサイト上で確認できたり無記名の封書で郵送してくれる機関もあります。
予約制のところとそうでないところがあります。
行く前に電話で確認しておきましょう。
気になるときには躊躇しないことが大切です。
性病は治療しなければ治りません。
早く見つけたほうが治療は簡単で費用も抑えることができます。