性病検査の陰性とは
性病検査を受けたとき、結果は陽性、陰性といった表示となります。
陰性とはどういうことかというと、性病が検出されなかったという意味です。
つまり陽性とは性病が検出されたということで、つまりは病気になっていることを意味します。
なお、性病検査はクラミジア、淋病、梅毒など、それぞれの病気の種類ごとにわかれています。
どれか一つの検査を受けて陰性と出た場合、その種類の病気には感染していないという意味となり、検査をしていない他の性病の結果についてはわかりません。
複数の性病の可能性を同時に調べたい場合、たとえばクラミジアと淋病の可能性を調べたい場合、両方の検査を同時に受ける必要があります。
このときにクラミジアは陰性、淋病は陽性といった結果が出たら、淋病にだけ感染しているといった意味になります。
まずはこのような基本的な見方を確認するといいでしょう。
陰性は絶対安全ではない?
陰性の方が安心する結果となるかもしれませんが、実はこの結果は絶対に性病になっていないことを保証するものではないのです。
本当は性病に感染しているときでも陰性と出る場合があります。
そうなる理由の一つは、まず検査の手続きの不備です。
たとえば尿検査の場合、とりあえず尿を取ればいいのではなく、採取すべき尿にも条件があったりするのです。
たとえば最後に排尿をしてから2時間以上が経過してからの尿といった指定です。
さらに採取するのは出始めの尿といった指定がある場合もあります。
どんな尿を取るかは検査の目的によっても変わるため、その性病検査のためにどんな尿を取るべきなのか、必ず確認の上で尿を採取してください。
これを間違えていると正しい検査ができず、本当は陽性なのに陰性という結果が出る場合があります。
さらに気をつけたいこととして、適切な検査のタイミングがあります。
性病は感染したら即座に検出できるようになるわけではありません。
感染後、一定期間が経過したら検査できるようになるのです。
その期間がどれくらいになるかは病気の種類によっても変わります。
今調べたい性病の種類に応じて、感染が疑われる時期から一定期間が経過してから検査することも大事です。
タイミングが早すぎると本当は感染していても陰性と出る場合があります。
このように性病検査で陰性という結果が出れば絶対に安心というわけではありません。
陰性という結果の信頼性を高めるには、病院で検査を受けるのがおすすめです。
これなら病院の方で適切な検査が行われるよう、方法やタイミングを調整してくれますし、なにか不安なことがあれば医師に相談できます。
さらに診察を受けると一緒に受けた方がいい性病の検査の種類なども教えてもらえますから、なるべく漏れのないように性病の検査ができます。